どの歯科治療にも当てはまりますが、噛み合わせが本来のものとは異なった状態にあるもの、たとえば入れ歯を入れていなかったり抜歯したあとそのままの状態で放置していたことによって元々噛んでいた位置から歯が下ってしまったり、たおれてしまったりしているはがあります。また間違った状態のかぶせものが入っている場合があります。その状態のままインプラント治療を行うとせっかくインプラントをしたのにしっかりかめなかったり、上部構造の破損につながったり、インプラント体が折れてしまったり、あごの関節が痛くなったりと様々な支障がでてきます。当医院では本来あった患者さんのかみ合わせの位置に戻し、また患者さんがしっかりとした噛み心地を感じられるようにお口の中全体のチェックを行います。かぶせもので治したり、矯正装置を入れたりといった治療をおこないお口の中のバランスを整えます。実はこの準備が一番重要なのです。
インプラント手術とは整形外科の手術を応用した治療です。 お口の中には様々な血管神経がはしっています。そのためしっかりとしたトレーニングと解剖学的構造を熟知したドクターが行わなければなりません。また、客観的にもわかるような媒体(CT画像)もあって100%安全な状態で手術を行わないといけません。また手術においてもしっかりとした切開、剥離、縫合、神経などの解剖学的明示をおこなえないといけません。最近一部ではやっている盲目的な簡単なインプラント手術はとても危険なのです。当医院ではインプラントのオペレーションを熟知したドクターとトレーニングされたスタッフにて万全の態勢で手術を行います。またインプラントに重要な骨の質(硬さや密度)、骨の形態によってさまざまな種類のインプラント体を使用します。
ブリッジを入れてから何か月かたってからのダミーの下の部分てどうなっているかしっていますか?プラークや歯石や食べカスがたっくさんくっついているんです。ではインプラントってどうでしょうか?
同じことがいえます。近年インプラントはセメントで固定してしまうものが主流です。そのため結局はブリッジと一緒でたくさん汚れがたまります。またインプラントは人工物のためコネクト部分は多少なりともギャップが生じます。しかしながらセメントで固定してしまったインプラントの上部構造は結局のところ壊してとらないといけません。長持ちさせるためにメンテナンスしましょうと言ってもこれでは矛盾が生じますね。外からのお掃除ではコネクト部分などのメンテナンスは行えません。当医院では上部構造自体をネジで固定し、ねじを緩めればすぐに取り外せるようになっています。上部構造を外すことによりコネクト部分の洗浄、上部構造自体の徹底した消毒が可能です。また内ねじなどの交換も可能です。また近接部位のインプラント手術を行ったときにセメント固定式ならばもう一度上部構造をやり直さないといけませんがねじ止めの上部構造は今までの上部構造を一時お預かりしてつなげることも可能です。上部構造の形態や色調などの変更も可能です。
これらは上部構造が取り外しが可能だからできることなのです。

「手術をするのがこわい」、「口をあけているのが大変」などという声をよくお聞きします。たしかにただでさえ歯医者さんに来ること自体、勇気がいりしんどい思いをしますね。そこでインプラントの手術となるとやっぱり腰が引けてしまいますね。またインプラントの手術において通常の処置であっても2~3本の埋入手術が限界です。また患者さんの負担も大きくなります。一長一短ありますがたくさんのブロックのインプラントを埋入するには何度も手術する必要があります。 そのような場合には静脈内鎮静法というものを用いたインプラント手術を行います。 これは全身麻酔ではないので完全に眠ってしまうわけではありません。うとうととした状態でリラックスした状態で手術を受けていただきます。手術中は体外モニターを用いて認定麻酔医がコントロールします。これにより多ブロックの埋入手術が可能です。また認定麻酔医による検査や投薬コントロール、静脈による点滴により多少の全身疾患(糖尿病や高血圧など軽度のもの)であっても安心して手術を受けることができます。